ページ(pageName)はURLとは限らない
Webのアナリティクスにおいて最も基本的なディメンションです。以前はURLごとに読み込まれるHTMLページの内容が「ページ」とされていましたが、今ではサーバーからの読み込みを伴わずコンテンツが切り替わるアプリケーションのようなサイト(RIAやSPA)が増えました。また、ページ上のボタンや外部サイトへのリンクがクリックされた時に仮想的にページが読み込まれた、として扱うこともあり、「ページ」の考え方は多様化してきました。
ページディメンションを使ったレポートの作り方
ワークスペースで空のプロジェクトを作成し、フリーフォームテーブルを選択して、左のパネルから「ページ」をドラック&ドロップします。ここに「ページビュー」や「ユニーク訪問者」「入口」といった必要な指標をドラック&ドロップすれば、ページに関するレポートを簡単に作成できます。
どの単位で「ページ」を収集し、レポート上でどう表示するかは、設計と設定が必要です。
pageName変数
「ページ」ディメンションは、内部的には「pageName変数」とも呼ばれてきました。この変数にページのタイトルや見出しの文字列などをセットしますが、設定をしない場合は、デフォルトでURLがそのまま格納されます。
ページディメンションを使ったレポートの活用
アクセス数の分析
「ユニーク訪問者」と「訪問回数」「ページビュー」を指標としてセットした場合、各指標の合計値がそれぞれの行の値の合計値と一致しないことがあります。
ひとりの訪問者が複数のページを閲覧した場合、閲覧した各ページに「ユニーク問者数」がカウントされますが、合計値は各ページの訪問者数の合計ではなく、
重複を排除した訪問者の数になるためです。
ひとりの訪問者が複数回訪問することもあるので、「訪問回数」でも同様のことが起こります。
一方で、「ページビュー」は訪問者が閲覧したページの回数が単純に合算されていくので、各行の合計値と全体の合計値は合致します。